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不動産を売買する上で、その物件の情報を早い段階で調査しておく必要があります。
買主が物件を探している段階で、「この不動産にはどのような建物が建てられるのか?」と考えるからです。
そのような日々の業務の中で使用される専門用語など理解するのは重要です。なんとなくの独自の理解で納得していませんか?
不動産の内容を説明するには「壁芯と内法」について理解しておくことは重要です。
不動産の売買において土地利用の内容を説明する際には正しい根拠を正確に売主・買主に伝える必要があります。
建築士試験、重要事項説明などにおいて必須の知識となりますので、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。
それでは、わかりやすくポイントを絞って解説します。
1 壁芯(面積)と内法(面積)とは
壁芯(面積)と内法(面積)とは、建物面積の表示方法のことです。
建物面積を表示する方法として、壁芯と内法の2種類があります。
1-1 壁芯
壁芯は、壁の中心線により囲まれた部分の面積であり、分譲マンションの販売図面や戸建ての建物の登記簿で、面積を表示するときに利用されます。
1-2 内法
内法は、内壁で囲まれた部分の面積であり、区分建物の専有部分の登記簿で、面積を表示するときに利用されます。
区分建物とは、マンションのようにひとつの建物の中に、独立し区分された部屋(専有部分)が複数ある建物のことです。
マンションの専有部分の登記上の面積(内法計算)は、専有部分の間の壁の分だけ、壁芯計算によるパンフレット面積より小さくなります。
住宅ローン控除などの軽減措置を受ける時には、登記上の面積(内法面積)が適用されます。
■まとめ
いかがでしたか?
不動産調査の基礎となる「壁芯と内法」についての説明でした。
物件の仲介を行うためには、用語の意味をきちんと理解し、売主・買主に適切に把握してもらう必要があります。
物件の売買を実施・仲介するにあたっては、宅地建物取引士として重要な要素となってきます。
調査した結果、売買の対象となるについては、十分に説明し理解のうえ、契約を行う必要があります。
少しでも疑問がある場合は、事前に十分に確認しチェックをしておきましょう。
不動産の取引・設計や投資の際には、買主や施主の要望を十分に理解して、リスクを回避するためにも理解をしておく必要がありますね。