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不動産を売買する上で、その物件の情報を早い段階で調査しておく必要があります。
買主が物件を探している段階で、「この不動産にはどのような建物が建てられるのか?」と考えるからです。
そのような日々の業務の中で使用される専門用語など理解するのは重要です。なんとなくの独自の理解で納得していませんか?
不動産の内容を説明するには「マンションの専有部分」について理解しておくことは重要です。
不動産の売買において土地利用の内容を説明する際には正しい根拠を正確に売主・買主に伝える必要があります。
建築士試験、重要事項説明などにおいて必須の知識となりますので、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。
それでは、わかりやすくポイントを絞って解説します。
1 マンションの専有部分とは
(建物の区分所有等に関する法律第1条)
一棟の建物に構造上区分された数個の部分で独立して住居、店舗、事務所又は倉庫その他建物としての用途に供することができるものがあるときは、その各部分は、この法律の定めるところにより、それぞれ所有権の目的とすることができる。
(建物の区分所有等に関する法律第2条第3項)
この法律において「専有部分」とは、区分所有権の目的たる建物の部分をいう。
マンションの建物は、専有部分と共用部分から構成されます。
区分所有権とは、一棟の建物に構造上区分された部分で独立して個別の所有権を設定したものをいいます。
専有部分は、建物全体のうち、独立した所有権の対象となる部分であり、つまり、マンションの住戸(部屋)のことです。専有部分として認められるためには、その部分が、構造上および利用上において独立していることが必要です。
構造上の独立とは、他の専有部分や共用部分と壁などで区切られていること、利用上の独立とは、住居であれば出入り口やトイレなどが単独にあり、その専有部分だけで、住居としての利用上の1単位(1住戸)を構成していることです。
■まとめ
いかがでしたか?
不動産調査の基礎となる「マンションの専有部分」についての説明でした。
物件の仲介を行うためには、用語の意味をきちんと理解し、売主・買主に適切に把握してもらう必要があります。
物件の売買を実施・仲介するにあたっては、宅地建物取引士として重要な要素となってきます。
調査した結果、売買の対象となるについては、十分に説明し理解のうえ、契約を行う必要があります。
少しでも疑問がある場合は、事前に十分に確認しチェックをしておきましょう。
不動産の取引・設計や投資の際には、買主や施主の要望を十分に理解して、リスクを回避するためにも理解をしておく必要がありますね。