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不動産を売買する上で、その物件の情報を早い段階で調査しておく必要があります。
買主が物件を探している段階で、「この不動産にはどのような建物が建てられるのか?」と考えるからです。
そのような日々の業務の中で使用される専門用語など理解するのは重要です。なんとなくの独自の理解で納得していませんか?
不動産の調査や売買でよく聞く、地籍とはなんでしょうか?
不動産の売買において土地利用の内容を説明する際には正しい根拠を正確に売主・買主に伝える必要があります。
建築士試験、重要事項説明などにおいて必須の知識となりますので、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。
それでは、わかりやすくポイントを絞って解説します。
1 地籍とは
地籍とは、土地の面積のことです。
当たり前の事だ、という方もいるかと思いますが、詳細には、
地積とは、土地登記簿の表題部に記載されている土地の面積のことです。
土地を実測した結果、現在の地積が登記簿と違うことが明らかになったときには、地積更正登記を行うことによって登記簿上の面積を実際の面積に変更することができます。
2 地積の計算
地積は、㎡(平方メートル)で表記します。
土地の面積は、水平投影面積で測定します。
水平投影面積とは、建物や土地を真上から見たときの面積です。
地目が宅地・鉱泉地の土地や面積が10㎡以下の土地は、少数第2位までの数値を、それ以外は小数点以下の数値を切り捨てて表示します。
3 坪の計算方法
よく1坪=3.3㎡で計算する方がいますが、これは概略の数値です。
正確には0.3025という換算値により計算します。
計算例)
(㎡から坪への換算)100㎡は、100×0.3025=30.25坪
(坪から㎡への換算)100坪は、100÷0.3025=330.57㎡
となります。
■まとめ
いかがでしたか?
不動産調査の基礎となる『地籍』についての説明でした。
土地を新たに実測(測り直し)した結果、現在の地積が登記簿と違うことが明らかになったときには、地積更正登記を行うことによって登記簿上の面積を実際の面積に変更することができます。
物件の仲介を行うためには、土地利用の条件を的確に調査し、売主・買主に適切に把握してもらう必要があります。
物件の売買を実施・仲介するにあたっては、宅地建物取引士として重要な要素となってきます。
調査した結果、売買の対象となるについては、十分に説明し理解のうえ、契約を行う必要があります。
少しでも疑問がある場合は、事前に十分に確認しチェックをしておきましょう。
不動産の取引・設計や投資の際には、買主や施主の要望を十分に理解して、リスクを回避するためにも理解をしておく必要がありますね。