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不動産を売買する上で、その物件の情報を早い段階で調査しておく必要があります。
買主が物件を探している段階で、「この不動産にはどのような建物が建てられるのか?」と考えるからです。
そのような日々の業務の中で使用される専門用語など理解するのは重要です。なんとなくの独自の理解で納得していませんか?
不動産の内容を説明するには「建築と建設」「増築と改築」の違いを理解しておくことは重要です。
不動産の売買において土地利用の内容を説明する際には正しい根拠を正確に売主・買主に伝える必要があります。
建築士試験、重要事項説明などにおいて必須の知識となりますので、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。
それでは、わかりやすくポイントを絞って解説します。
1 建築と建設の違い
「建築」という用語は、法律で次のように定義されています。
(建築基準法第2条1項13号)
建築物を新築し、増築し、改築し、または移転することをいう。
建築とは、主に建物を建てる場合に使います。
建設は大きな物をつくるという意味で、建築工事に土木工事を合わせたイメージです。
2 増築、改築とは
建築は、建築物を①「新築」②「増築」③「改築」④「移転」することです。
①「新築」は、なにもないところに新たに建物を建てることです。
②「増築」は、すでにある建物に、追加して床面積を増やすことを意味します。別棟を建てることも増築にあたります。
③「改築」は、元々あった建物の構造部分の一部、もしくは全部を取り壊して、ほぼ同じような建物を改めて作り直すことを指します。基礎や梁だけ残して、全部やりかえるのは改築になります。
④「改修」は、建物の構造部分を壊さずに修理を行う場合を指します。お風呂やキッチンの壁紙だけを交換するのは、改修にあたります。
⑤「移転」は、現在ある建物をそのままの状態で移動する建築工法である曳家(ひきや)を指します。
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■まとめ
いかがでしたか?
不動産調査の基礎となる「建築と建設」「増築と改築」についての説明でした。
物件の仲介を行うためには、用語の意味をきちんと理解し、売主・買主に適切に把握してもらう必要があります。
物件の売買を実施・仲介するにあたっては、宅地建物取引士として重要な要素となってきます。
調査した結果、売買の対象となるについては、十分に説明し理解のうえ、契約を行う必要があります。
少しでも疑問がある場合は、事前に十分に確認しチェックをしておきましょう。
不動産の取引・設計や投資の際には、買主や施主の要望を十分に理解して、リスクを回避するためにも理解をしておく必要がありますね。